夢旅
その時……



ドサッ!!



後ろですごい大きな音がした。


驚いて、

俺は後ろを振り向いた。



「行けえー!!」


「……カル…………」


カル……


ありがとうな……



俺とユイは全力で走った。



俺はカルが気になって、

後ろを向いた……。



カルが男たちに押さえつけられていた………。



「カル!!」


俺は足を止めて、

カルに向かって叫んだ。



そんな俺を見て、

カルが俺に怒鳴ってきた。



「ノイ!!
何してんだ!!
俺なら大丈夫だから早く行け!!
早く逃げろ!!」



カル…………


ありがとう……


本当にありがとう……




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