夢旅
あれ…?



カルじゃない…




そこにいたのは…




銀色の髪をした少女だった。



銀髪はこの街では

カルだけだろうと思い、

髪が銀色というだけで

カルと思い込んでしまっていたが、


よく見ると髪は立っていないし、

背もカルよりずっと小さい。



この状態に驚きを隠せない俺だったが、

さらに驚きを隠せないことがあった。



それは俺と銀髪の少女は

数人の金髪の人たちに

囲まれていたということだった…。




状況が全くつかめていない俺の目に、


銀髪の少女のこぼれ落ちる涙が映った…。



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