あたしの隣は指定席



「凛!?」



裕介があたしの方を見てる。


涙で滲んでしっかり裕介の表情がわからない。



「ご、ごめんね」



「何が???」


裕介が優しく聞いてくる。



「ヒック、さっ、さっき答えなくて…」


「それで、俺が怒ったと思ったのか?」




あたしはコクンと頷いた。


「ばーか。俺が凛に怒るわけねぇだろ」



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