あたしの隣は指定席




「まぁいいか」


「俺の名前は川辺裕介」



川辺くんも名前を丁寧に言ってくれた。



でも…


あたしの記憶上“川辺裕介”っていう人には会った事がない。



「まぁこれから俺が誰かゆっくり教えてやるよ」


川辺くんは不気味な笑顔をニヤリとした。


< 16 / 284 >

この作品をシェア

pagetop