あたしの隣は指定席



そしたら、裕介も来て


「凛、行こうぜ」


裕介があたしに手を差し出した。




いつもなら嬉しいはずの手を繋ぐということに、全然ドキドキしなかった。



「大丈夫か?」


裕介はあたしの顔を覗いて言ってきた。


心配かけちゃダメだ。



あたしは思いっきり笑顔を作って


うん!大丈夫!!



と答えた。


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