あたしの隣は指定席



凛、さっきは大丈夫って言って笑ってたけど絶対大丈夫じゃねーだろーな。


ホテルに戻ったら凛に聞いてみっか。



「よし、今日はここまで!」
「今日もう上がっていいぞ」



一輝さんが手を叩いて言った。


「凛、戻るか」


「凛?」


凛はビックリして俺の方を見た。



「ゴメン。ゴメン。考え事してたんだ」


「そっか。あのさ、ホテルのチェックイン3時なんだけど、それまで時間あるからなんかしたいコトある?」


「う、あ、えーと」

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