あたしの隣は指定席



そしたら、綺音さんが裕介の肩に手を置いて


「行こーよ、1人じゃ嫌なんだよね…」

って、言った。


裕介に触らないで!

あたしは綺音さんに言いたかった。


でも言えないんだ。



なんで、声が出ないの?


ねぇ、なんで…


< 236 / 284 >

この作品をシェア

pagetop