あたしの隣は指定席
「凛、凛をナンパした奴ってどんな奴らだった?」
俺が半日間ずっと考えていたこと。
「な、なんで?」
凛の顔が一気に暗くなった。
「凛に俺以外の男が触ったら、俺がそいつらを殺す」
「こ、殺すの?やめて、あたし、ずっと裕介と、いたいよ…」
凛は泣きながら言ってきた。
まじ、俺凛の涙によえーな。
「大丈夫。殺さねーから」
「本当?」
凛が上目遣いで聞いてきた。
マジで俺今やばいぞ…
俺は理性を働かせて気持ちを落ち着かせた。