俺がwebラジオのMCなわけがない
「なんだよ・・人がまともな
意見を出してるのに~・・」
「どこがまともなの!?
私の熊のぬいぐるみのほうがまともでしょ!」
「いやぁ・・・ぬいぐるみが許されるのは小3までだぜ・・あ、ちなみに抱き枕が許されるのは40までな」
「ぬいぐるみと抱き枕に
年齢制限あるの!?」
「ああ、50を越えたおっさんが
抱き枕と寝てたらキモいだろ?」
「40もたいして変わらないけどね・・」
「んまぁ・・ここでのんびりしてても
進まねぇよな。もう1回見に行くか、熊のぬいぐるみ」
「うん、そだね。
戻りがてらにいろいろ見て回ろうよ」
「おう」
こうして俺たちは重たい腰を上げて、
歩き始めた。
そのときはまだ気づかなかったのだ、ずっと自分たちの後ろのベンチに座っていた男が、後を付けてきていることなんて。