続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
その日の帰り道
高校から少し離れた位置で
またあの転校生の女が俺を待って立っていた。
また…というのは
ここ最近、毎日こうやって待ち伏せされてるから。
電柱のところで立っていた女は、俺を見付けると駆け寄ってくる。
「消えろ」
吐き捨てる俺に
女は一瞬足を止めるも、ひるまない。
「いきなりひどいです…ただ帰り道が同じだけなのに」
「お前うぜぇ」
「お前じゃなくてレナです」
「黙れ」
女はシュンとしつつも俺の一歩後ろをついて歩きだす。
「伊勢谷さんに言われた通り裏道には近づいてません」
「…………」
「腕のギプス…早く取れるといいですね」
1人で喋る女に俺はシカトで歩き続ける。
「あとちょっとでギプス取れるんですよね?」
「…………」
「あ、これは未唯ちゃんに聞いたんですよ」
高校から少し離れた位置で
またあの転校生の女が俺を待って立っていた。
また…というのは
ここ最近、毎日こうやって待ち伏せされてるから。
電柱のところで立っていた女は、俺を見付けると駆け寄ってくる。
「消えろ」
吐き捨てる俺に
女は一瞬足を止めるも、ひるまない。
「いきなりひどいです…ただ帰り道が同じだけなのに」
「お前うぜぇ」
「お前じゃなくてレナです」
「黙れ」
女はシュンとしつつも俺の一歩後ろをついて歩きだす。
「伊勢谷さんに言われた通り裏道には近づいてません」
「…………」
「腕のギプス…早く取れるといいですね」
1人で喋る女に俺はシカトで歩き続ける。
「あとちょっとでギプス取れるんですよね?」
「…………」
「あ、これは未唯ちゃんに聞いたんですよ」