続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
しばらく走るとゴリさんは追ってこなくなった。



多分、公園に妹を残したままだから
遠くまでは追い続けられなかったんだろう。







「はぁ…はぁ、」


ようやく足を止めて前屈みで息を整える。




なんとか逃げきったけど…

ここ、どこ?


ずいぶん怪しい場所に来てしまった。




顔を上げて辺りを見渡すと、
薄暗い路地の壁には一面スプレーで描かれた無数の落書き。


ごみ捨て場から
野良猫が不気味にあたしを見てる。







なに…?

まさかここってもしかして……







イヤな予感にあたしは思わず立ちすくむ。










その時



「おい~こんなとこに女がいるぜ?」





!!!



あたしが振り返ると、そこには他校のヤンキーが5人も立っていた。


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