続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「ひゃひゃひゃ、なんでこんな所に女の子ひとりで来たの~?」


「もしかしてナンパ待ち~?」






ヤンキーは明らかに柄が悪くて下品な感じだ。


ガムをクチャクチャ噛みながらゆっくり近寄ってくるヤンキーたちは、シンナーの吸いすぎかそろって歯が抜け落ちている。


あたしは血の気が引く。








やっぱりそうだ…


ここは陣やタツにも絶対来ちゃダメだって言われてた場所。


ヤンキーたちの溜まり場が数多くある危険スポットだ!



普段は絶対に近寄らないのに。


裏道を走ってるうちに迷い込んだんだ…









「男が欲しいなら相手してやんよ~?」



「や、違います…あたしただ迷子で」



「あらら、迷子ちゃんなら俺たち狼さんが送ってあげよっか~?」



「ッ…!」







後退りしているうちに背中が壁につき
あたしはニタニタ笑うヤンキーに壁際に追い詰められる。


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