続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「ヒャヒャヒャ、なんで泣きそうなの?」



「たいした上玉じゃねぇけど素直にしてたら可愛がってあげるよ~?」



「いや!やめてっ…!」



「逃げるなよ~」








―――グイッ


ひとりのヤンキーがあたしの手首を壁に押し付ける。






「!!」



「あんたもケガしたくなきゃどうすりゃいいか分かんだろ~?」






いやだ…!

怖いッ!





にたにた笑うヤンキーにあたしは全身が震える。







誰か


誰か助けて!





「お願い…離して…やだ…!」





ヤンキーはあたしの胸元に手を伸ばし、あたしはギュッと目を閉じる。






やだよ……


助けて……







「陣―――……ッ!」




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