続★キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

「えええ！？その女…伊勢谷陣の…！？嘘だろ？？！そんな普通の女が？！」



「やべぇぇ！まじ殺される…」





ヤンキーたちは真っ青になりながら後ずさる。






「いや…でもお前らみろよ、伊勢谷の片腕包帯だぜ？」


「あぁ…しかも女守りながらの5対1だし…俺たちでもヤれる……か？」

「てか伊勢谷をヤったら俺ら格上がりまくりじゃね？」





ヤンキーたちの言葉に陣は首をかしげる。






「なら試してみろよ」




陣は一段と低い声を出すと、右手に巻かれた包帯をギプスごと強引に解いていく。





「！！！」




あたしは思わず目を見開く。





「え…陣なにしてるの？！勝手にとっちゃダメだよ！まだ治ってないじゃん！」




陣はギプスを外した右手をプラプラさせたり
グーパーさせて感覚を確認してる。




「今週末にお医者さんに行ってそこで良ければ外してもらえるって言ってたじゃん！」



「あ？別にいいって」