続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「大丈夫かどうかは俺が決める」



「で、でもっ!」



「それよりお前は俺の後ろに下がってろ」



「陣…!!」





陣はあたしを無理やりグイッと背中に追いやる。




後ずさりしていたヤンキーたちは
冷や汗をかきながらも笑いだす。





「ひゃ、はは…?やっぱ片腕じゃ辛いんだな」


「あ?」


「強がんなよ、無理して包帯とっちゃって!ククっ、あの伊勢谷が俺たちにビビってんぜ!!」


「……………」






笑うヤンキーたちに陣も余裕の瞳で笑う。





「ビビってんのはお前らだろ?」



「!!!」



「包帯を外したのはお前らを確実に殺るためだ」





陣は指をボキボキッと鳴らす。







「俺の女に手ぇ出した覚悟はできてんだろーな」



「ひぃっ…!!」



「汚ねぇツラで笑いやがって……今すぐ残りの歯もぜんぶ抜いてやるよ」


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