続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
そういうと、レナちゃんは隣の赤髪の男の肩に手を乗せた。
「レオの計画の為に、あんたたちの仲をめちゃくちゃにしたかっただけ。あんたに、伊勢谷陣。それから周りのヤンキー共も全員バラバラにしてやりたかっただけよ」
「バラバラに……!?」
驚くあたしにレナちゃんはふふんと長い黒髪をかきあげる。
「伊勢谷陣はうまく落とせなかったけど、周りのヤンキー達はあたしに夢中になってくれたわよ?」
「う……うそでしょ?」
「本当よ。ちょっとずつあいつらがバラバラになってくの、見てて楽しかったなー。日に日に仲間が集まらなくなって、白龍連合との闘争前だってのに伊勢谷陣も内心余裕がなかっただろうね?あはは」
高笑いするレナちゃんに、あたしは言葉を失う。
だってそんな……あたしの知らないところでそんなことが起こってたの?
陣たちがバラバラになるなんて……
そんなこと、想像もできない。
だけどここ数週間、陣は確かにずっと忙しそうだった。
毎日のように放課後は集まりに行っていて……
あれは離れていく仲間を説得するための集まりだったの?
「レオの計画の為に、あんたたちの仲をめちゃくちゃにしたかっただけ。あんたに、伊勢谷陣。それから周りのヤンキー共も全員バラバラにしてやりたかっただけよ」
「バラバラに……!?」
驚くあたしにレナちゃんはふふんと長い黒髪をかきあげる。
「伊勢谷陣はうまく落とせなかったけど、周りのヤンキー達はあたしに夢中になってくれたわよ?」
「う……うそでしょ?」
「本当よ。ちょっとずつあいつらがバラバラになってくの、見てて楽しかったなー。日に日に仲間が集まらなくなって、白龍連合との闘争前だってのに伊勢谷陣も内心余裕がなかっただろうね?あはは」
高笑いするレナちゃんに、あたしは言葉を失う。
だってそんな……あたしの知らないところでそんなことが起こってたの?
陣たちがバラバラになるなんて……
そんなこと、想像もできない。
だけどここ数週間、陣は確かにずっと忙しそうだった。
毎日のように放課後は集まりに行っていて……
あれは離れていく仲間を説得するための集まりだったの?