続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
―――パンッ!








そこまで言った時

乾いた音が響き渡り、あたしの頬がジンとしびれた。




強烈な平手打ちをくらい、あたしは頭がクラクラする。


葛西レオはそんなあたしを冷たい瞳で見下ろす。






「生意気な女だな。気にくわねぇ」


「ッ……」


「伊勢谷陣の前に、お前から調教してやるよ」






葛西レオはあたしの顎をつかむと、グイっと上を向かせる。






「俺の恐ろしさを思い知らせてやる」





葛西レオの冷たくヘビのような鋭い瞳に、あたしは思わず目を逸らそうとする。





やだ!怖い……!


でも逃げようとしても、未だにつかまれたままの両腕はビクともしない。





もう一度殴るつもりか、葛西レオは腕を振り上げた。





もうダメだ……!


あたしはギュッと目を閉じた。





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