続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
――――ブンッ!
葛西レオが持つパイプ棒が風を切る音をさせ、容赦なく陣に向かって振り下ろされる。
あたしは思わず目をぎゅっとつむった。
ゴスッ!
……カラーン
鈍い衝撃音が響き、金属のパイプ棒がコンクリートの地面に落ちる音がする。
あたしは目を固く閉じたまま全身がガクガクと震えた。
だめだ……どうしよう……
陣が……陣がッッ!
「おいおい伊勢谷陣、だっせぇなぁ。俺がボコる前に他にやられてんじゃねーよ」
……え?
どこからかゴリさんのそんな声が聞こえて
あたしは恐る恐る目を開く。
すると目の前にはうずくまる陣と葛西レオの間に、盾になるように立ちはだかる大男、ゴリさんの姿があった。
「レオさん……すんません!そのゴリラ男やたら怪力で止めれませんでした……ッ」
後方をみると、ゴリさんによってなぎ倒されたらしい見張り役の何人ものヤンキーたちが、ピクピクと横たわっている。
ゴリさんはパイプ棒を受け止めたらしい右腕を軽く振りながら下におろした。
「白龍連合も白龍連合で、ずいぶん汚ねぇやり方すんだなぁ」
「ゴ……ゴリさん……!」
絶体絶命の窮地に現れたゴリさんに
あたしは震える指で口元を覆う。
どうして……?
どうしてゴリさんがここに!?
葛西レオが持つパイプ棒が風を切る音をさせ、容赦なく陣に向かって振り下ろされる。
あたしは思わず目をぎゅっとつむった。
ゴスッ!
……カラーン
鈍い衝撃音が響き、金属のパイプ棒がコンクリートの地面に落ちる音がする。
あたしは目を固く閉じたまま全身がガクガクと震えた。
だめだ……どうしよう……
陣が……陣がッッ!
「おいおい伊勢谷陣、だっせぇなぁ。俺がボコる前に他にやられてんじゃねーよ」
……え?
どこからかゴリさんのそんな声が聞こえて
あたしは恐る恐る目を開く。
すると目の前にはうずくまる陣と葛西レオの間に、盾になるように立ちはだかる大男、ゴリさんの姿があった。
「レオさん……すんません!そのゴリラ男やたら怪力で止めれませんでした……ッ」
後方をみると、ゴリさんによってなぎ倒されたらしい見張り役の何人ものヤンキーたちが、ピクピクと横たわっている。
ゴリさんはパイプ棒を受け止めたらしい右腕を軽く振りながら下におろした。
「白龍連合も白龍連合で、ずいぶん汚ねぇやり方すんだなぁ」
「ゴ……ゴリさん……!」
絶体絶命の窮地に現れたゴリさんに
あたしは震える指で口元を覆う。
どうして……?
どうしてゴリさんがここに!?