続★キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

疲れきっているゴリさんはすぐにヤンキーに捕まった。




「や、やめて！離して！」


あたしは必死で、ゴリさんとヤンキーを引きはがそうとする。



「邪魔だ女！どけや！」


「きゃッ！」




だけどあたしの力では全然かなわず、振り払われてその場に尻もちをつく。



「未唯ちゃん！」



ゴリさんはあたしを助けようとする。


だけど両腕を２人のヤンキーに捕まれていて動けないらしい。





「へへ、さっきの怪力ももう出ねぇみたいだな？じゃあこっちからやるぜ？」



一人のヤンキーが手をポキポキ鳴らしながら、ゴリさんの正面に立つとニヤリと笑う。





「もういいでしょ！もう十分じゃない……！やめてよ！」


「うるせー！女は黙ってろ！」


「きゃ！」





泣きながら止めようとしても、また振り払われて尻もちをつく。


あたしの弱い力ではこの状況が変えられなくて、自分が嫌になる。




陣に続いて、ゴリさんまで……

あたしは誰も助けられないのかな？




こんなのもう嫌だ！！