続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
その隙に、佐和先輩は尻もちをついたままだったあたしの手を引き上げる。
「大丈夫?」
佐和先輩の優しい声に、あたしは涙目でうなずきながら訴える。
「あたしは平気です……でも陣が……陣が……」
「うん。陣のとこにはタツや他の全員が向かってるよ」
「ほ……ほんとですか?」
「あぁ。僕もこれから行く。未唯ちゃんはどうする?」
「もちろん一緒に行きます!!」
佐和先輩は白いバイクにエンジンをかけながら、ゴリさんの方を見る。
「ゴリ君はここで休んでてくれる?僕のバイクには乗せられないから」
「いや、俺もこれから向かう」
「どうやって?」
「走ってくに決まってんだろ!」
ゴリさんはふらつく足にカツを入れるように地面を蹴った。
「伊勢谷がまだ戦ってんのに!このゴリ様が途中で喧嘩投げ出せっかよ!」
そんなゴリさんに佐和先輩は、ははっと笑う。
「うん、わかった。じゃあ頑張ってきてね」
そして佐和先輩はあたしをバイクの後ろに乗せると、ヴォン!とエンジンを鳴らし勢いよくバイクを発進させた。
「大丈夫?」
佐和先輩の優しい声に、あたしは涙目でうなずきながら訴える。
「あたしは平気です……でも陣が……陣が……」
「うん。陣のとこにはタツや他の全員が向かってるよ」
「ほ……ほんとですか?」
「あぁ。僕もこれから行く。未唯ちゃんはどうする?」
「もちろん一緒に行きます!!」
佐和先輩は白いバイクにエンジンをかけながら、ゴリさんの方を見る。
「ゴリ君はここで休んでてくれる?僕のバイクには乗せられないから」
「いや、俺もこれから向かう」
「どうやって?」
「走ってくに決まってんだろ!」
ゴリさんはふらつく足にカツを入れるように地面を蹴った。
「伊勢谷がまだ戦ってんのに!このゴリ様が途中で喧嘩投げ出せっかよ!」
そんなゴリさんに佐和先輩は、ははっと笑う。
「うん、わかった。じゃあ頑張ってきてね」
そして佐和先輩はあたしをバイクの後ろに乗せると、ヴォン!とエンジンを鳴らし勢いよくバイクを発進させた。