続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
ゴリさんは嬉しそうに微笑む。





「思い出してくれて嬉しいぜ」




身長190cmはあろう敵の筋肉モリモリの大男…


当時はめちゃくちゃ怖かったのに、今あたしの目の前にいるゴリさんは


あの日に比べるとあまりにもおだやかでシャイな雰囲気をしているから全然気付けなかった…!






「お前の武勇伝は他にも聞いてるぜ。サツの白バイふっ飛ばしたんだって?まったくお前ってやつは…」



「!ちちち違います!あれはただの事故で…」



「可愛らしい顔してヤることは半端ねぇ。へへ、さすが……俺が惚れた女だぜ」



「ほッ?!惚れ?!」






ゴリさんは毛むくじゃらの大きな手でそっとあたしの手を包むように握る。




「!」



「100年に一度の幸運の女神……俺はお前のことを考えると夜も眠れねぇ」



「な…!?」



「こんな気持ちは初めてなんだ……お前のことばかり考えてる」




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