続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
あ、そう言えば…



確かに慎ちゃんの時にはデートすらしてもらえなかったのに


あたしは慎ちゃんに一度だって怒ったことはなかった。







「伊勢谷先輩の前では本当に素でいられるのね」


「ま、真澄ちゃん…」


「いいじゃない、場所なんてどこでも。大好きな伊勢谷先輩といられれば」


「!」






真澄ちゃんの言葉に目が覚める。



そっか…

そうだよね!!

あたし大事なことを忘れてたよ。





「真澄ちゃんっ…ありがとう!」




真澄ちゃんにはいつも大切なことを教えてもらう。




「ふふ、どういたしまして」




真澄ちゃんは優しくうなずき

あたしは気分を入れ換え午後の授業に取り組んだ。




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