続★キケンだらけの課外授業～私の周りは不良がいっぱい!?～

その時



「や…やめて下さい！」

「良いだろ？付き合えよ」




薄暗い中

ふとそんな声がして脇道をみると女がヤンキー数人に絡まれていた。


Ｎ高のヤンキーが女を壁際に囲っている。





あ―…御愁傷さん。


俺はそのままシカトして過ぎようとする。




だけど気になることがありふと足を止める。





あの女………どっかで？





近付いてみると、女はやっぱり今日未唯といた転校生だった。




……まじかよ。


助けるのもだるいな…と思ったが
この女が傷付いたら未唯も悲しむんだろーな。








「おい」


俺はヤンキーの肩に手を乗せる。




「あ？」


「それ俺の知り合いなんだけど」


「あぁん？なんだとテメ…」




振り向きながら威勢よくガンを飛ばしてきたヤンキーは、俺の顔を見るとハッと青ざめる。