続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
その日の放課後




いつものように陣と一緒に帰るため、あたしは待ち合わせ場所である下駄箱に走る。




陣に会ったら謝ろ…!




パタパタと階段を走り降り下駄箱につくと、そこには壁に背をもたれてあたしを待つ陣の姿が。




陣は着崩した学ランに手を突っ込み、整った顔立ちで遠くを見てる。


モデルのようにすらりと綺麗な手足にダークブラウンの髪がさりげなく目元にかかる。


最高にかっこいい陣にそこら中の女の子がドキドキしてる。






「陣。お待たです…///」


「あ?」





照れながら駆け寄ると陣は首をかしげる。





「なにお前、もう機嫌治ってんの?」


「うッ……その事はもう忘れて!てかごめんなさい。あたしは……あたしは陣がいればそれで良いんだっ///」




よし!言った!!

ちゃんと言えたぞっ






「ふぅん?」



真っ赤になるあたしに陣は首をかしげながらくすっと笑う。





「ッ/// さぁ、帰ろ帰ろっ!
守くんが待ってるもん」




あたしと陣は並んで高校を出た。



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