続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
―――チュンチュン





翌朝


「ふぁ―…」




あぁ、くそだりぃ。



今日もけだるく登校していると校門前にあの女が立っている。


「?」


見た目も目立つのに、制服も紺のセーラー服の中にひとりだけ茜色のセーラー服だからかなり目立つ。


登校する奴らは通り過ぎざまにちらちら女を見ている。





誰か待ってんのか?


俺はあくびをしながら通り過ぎようとする。





しかし





「あ、あの…伊勢谷さん!」



呼び止められ横を見ると、女は緊張ぎみに俺を見上げている。



コイツ俺を待ってたのか。







「あの…昨日はありがとうございました!」


「あ?」


「不良に絡まれているところを…あの…」


「あぁ、」


「す…すごく助かりました!」





喋りながら、女の頬はどんどんピンクに染まっていく。


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