続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
「あ―――…」




なんかだりぃな、このパターン。


俺は面倒くさくて首をかしげる。




未唯のダチじゃなきゃガン飛ばして終わらしてぇ…







「あの…、お礼にクッキー焼いてきたんです」


「は?」





女はカバンから可愛らしくラッピングされたクッキーを取り出す。






「良かったら…受け取ってください///」


「…………」






俺は差し出されたクッキーを無言で見つめる。



つ―か…

コイツ未唯のダチじゃねぇの?




俺の中に疑問が浮かぶ。





「いや、いらねぇよ」


「え?」


「つ―か迷惑」


「!」





俺の言葉に女は傷付いた顔をする。





「すすすみません…私……」


「誤解すんなよ。お前は未唯のダチだから助けただけだ」


「っ……」






俺はそれだけ言うと歩き出す。


女は慌ててパタパタと俺について来る。


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