心さん、そろそろ俺にしませんか?
それから数日して、
『原田って奴いるかー?』
俺は呼び出しされた。呼び出した人物の元へ行くと、
『おぉ!お前が原田か?』
なんと、心さんがいたのだ。俺は心さんを見かけたことはあるけど、心さんは俺のことを知らないはず。
『……な、何の用っすか?』
『これ。西川に頼まれてサッカー部の合宿の件のプリント持ってきたんだよ。なんでも、お前休んでるんだって?大丈夫かよ?』
ん?サッカー部?
『あ……あの』
『ん?なんだ?』
『俺、サッカー部じゃないっす』
『え!マジで!?』
『はい……剣道部っす』