心さん、そろそろ俺にしませんか?



やべ、キツそう。いくら中学でも剣道してたからって、ついていけるか不安になった。小さくため息をついて、再度スケジュールに目を通した。


「……ん?『部活おあずけデイ』?『夏の夜空鑑賞』?」


すると、何やら不思議な日程が目に入った。何だコレ。左右にいた1年も困惑している。


「お!みんな気づいたな。2、3年は分かると思うが、『部活おあずけデイ』は他の部活動生と集まって、パーティーみたいなのをして日頃の疲れをとるんだ。そして『夏の夜空鑑賞』は、剣道部の伝統息抜き行事で、みんなで学校に集まって夜空を見て心を癒すんだ!」


さらに、『もちろん、学校側からの許可はとってあるぞ!』と笑うキャプテン。なんか予想外のことだけど、面白そうかも。


「キャプテン!『部活おあずけデイ』は、どの部活動生が集まるんすか?」


同じ剣道部の奴がキャプテンに聞く。


おぉ、それ知りてぇかも。



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