心さん、そろそろ俺にしませんか?
それからずっと、心さんのことを目で追っている。そう、現在進行形で。
「なぁ、優生」
そして今、心さんと西川先輩の姿を見ていると、イチから呼ばれた。
「ん?何」
「付き合うなら年上ってアリ?」
「……年上が好きなのか?お前」
イチが年上?それよりも付き合うならって、女でも出来そうなのか?
「その言葉、そっくりそのままお前に返すよ」
「え?」
「心さんが好きなんだろ?」
突然、イチから爆弾が落とされた。
「ほら、図星じゃ~ん」
「んな、おま、何言って……」
「丸わかり。今のこの時点でずっと心さんのこと見てて、隣にいる俺が何も思わないわけがない」