プレゼント

~願い~








「…そう言えば、クリスマスだな…」



いきなり言って来た、那久太。



…この季節から、付き合いはじめた。



『雪、ゆっきだぁーっ!!』



大燥ぎして、雪を見たっけ。



「雪斗。着いたぜ!」


那久太はすでに、燥ぎモード。



――今日くらいは、雫を…



忘れても良いか…?



毎日雫を思って…



泣いて、叫んで…



忘れられないけど、



気を紛らわす事しか出来ないけど…



少しだけ…



雫に笑いかけてあげられるように…――――――




< 14 / 18 >

この作品をシェア

pagetop