プレゼント
~願い~
「…そう言えば、クリスマスだな…」
いきなり言って来た、那久太。
…この季節から、付き合いはじめた。
『雪、ゆっきだぁーっ!!』
大燥ぎして、雪を見たっけ。
「雪斗。着いたぜ!」
那久太はすでに、燥ぎモード。
――今日くらいは、雫を…
忘れても良いか…?
毎日雫を思って…
泣いて、叫んで…
忘れられないけど、
気を紛らわす事しか出来ないけど…
少しだけ…
雫に笑いかけてあげられるように…――――――