プレゼント




泣いてる雫、泣いてる永橋。



僕は、自分を縛ってただけ、なのかもしれない…



「ごめんな、雫。永橋、雫。」




ずっと苦しい思いさせてたんだよな、雫。



「しず、踊るか。」



「雫だろ?だからしず。行こうぜ。」



呆然としたしずを引き、俺達は踊る。




忘れない、雫を。



ありがとう、残してくれて。



永橋 雫を残してくれて…――――




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