咲く*ラプンツェル





しゃがみ込んで目を押さえてた透真が声を上げて、その言葉にまた純ちゃんの口角は上がる。



「それもそのはずよ」



なになに、痛い!?
しゃがみ込んで、うずくまって、痛みに耐えてるの?透真

床から足を離そうと必死になる。




「だってこれ、タバスコだもの!」




高らかな純ちゃんの声に、一時わたしと透真の思考は停止する。



「…えぇ!?」

「マジかよお前…っ」



…たたたた、タバスコは!食べ物に少量かけてピリッと美味しいものにするためのもので!!
あんな量を透真の目に入れるためにあるんじゃないよ!!



「大丈夫 透真っ!?」

「って…目熱ぃ」



しゃがみ込んで目を瞑ったままの透真。
その前に満足そうに立つ純ちゃん。


なんて画でしょうか…!

純ちゃん魔女似合いすぎ…っ!





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