空色の季節
和葉はいてもこうである。
カワイイ顔のわりにハキハキ喋る。

今の男子はこういう子が好きなのだ。人気No.1なのは仕方がない。

「それじゃ」

そう言いながら、和葉は店のトイレを出た。



電車あるかな?とか考えながら駅まで歩いてきた。

「…15分後ってビミョー」

現在の時刻は午後8時5分。
早く帰りたいのに、とか考えてたら…

「君をもっと 愛をもっと 欲しいのさ~♪」

歌声だ。
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