空色の季節
電話が鳴った。

なんでこんな時に…

彼に「すいません」と声をかけて、電話に出た。

『もしも~し、和葉ァ?』

…母だった。しかも、酔っている気配。

「何?ちょっと声おかしいって…」

『おかしくないよ~ん♪
で今、どこに居るのォ?迎え来てェ~』

「…んー。わかった!迎え行くから絶対そこから動かないで!いつもの場所でいいんでしょ?」
< 15 / 24 >

この作品をシェア

pagetop