空色の季節
―思えばこの1年は長かった。
初めてここでストリートをやってからほぼ毎週、この場所で歌った。

『木曜夜8時に駅前で』

それが僕らの合い言葉なのだ。
アイツ、そして幼き日の僕とあの人。昔から変わらないことだらけなのだ…



僕は歌い出した。君に歌うはずだった歌を―――
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