空色の季節
「「…これクラス分ってやけに多くないですか…?」」

偶然だった。
普通ハモるなんてそうそうない。横を見ると、困った顔をした同じ色のネクタイをしてる女の子だった。

「…ど、どうも」

気まずいにも問題がある。

「お、ちょうど良い!佐久間と須藤でやればいいじゃないか。2人でやればはかどるな!」

…この、クソハゲが
< 23 / 24 >

この作品をシェア

pagetop