空色の季節
―パチパチ

ビックリした。
いつもなら歌い終わっても僕の人は誰も居なかった。
時刻はもうすぐ9時。こんなとこで油を売ってる暇は無い人ばかりなハズ。

「歌上手いんですね。」

拍手の主はこの人だろう。1人の女の子だった。

「あ、ありがとうございます…」
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