空色の季節
「―…ど、どうだった?」

誰かのために歌うなんて初めてだった。もう緊張も通り越していた。

「スゴいです!こんなにいい歌聞いたの久しぶりですっ。」

彼女の笑顔はとても魅力的だった。なんか引き込まれるような感じ。

「お、全部レミオロメン。
でもでもっ、他の曲も歌えるはず…」

「はずって…、面白い人ですね。」

またニコッと笑った。
< 7 / 24 >

この作品をシェア

pagetop