伝えたいことがあるんだ

きみのいたところ

きみにまだ『からだ』がないとき

きみはとてもじゆうだった

きみのおもうものは

すぐにほんとうになった




きみがやさしいきもちをもてば

まわりはやさしさにつつまれた

きみがいじわるなきもちをもてば

まわりはいじわるにつつまれた




なんでも

なんでもすぐに

ねがいはかなった





だから

きみはすこしたいくつ





したいことは

ぜんぶかんたんに

できてしまったから




だから『ちきゅう』を『ひと』を

みてみた




そこにはたくさんの

かなしみがあった

でも

たくさんの

えがおもあった





きみはいろんなひとを

たくさんの

たくさんのひとたちを

ずっとずっとみていた




たくさんの

いろんなじだいもみてみた





そのなかで

だんだんと

じぶんのしたいことが

でてきた





だからかみさまにおねがいした



『ちきゅう』にいきたいって




けれど

『ちきゅう』にいきたい

そうおもう『そんざい』は

たくさん

たくさんいて






きみのなかよしの『そんざい』は


ちきゅうはたいへんだからおやめなさい


そういってきみをとめた






それでもきみは

やっぱり『ちきゅう』にいきたくて

いっしょうけんめい

いっしょうけんめい

けいかくしょをつくった





きみがきみの『じんせい』を

あゆんでいけるように

ぴったりの

おとうさん

おかあさんを

えらんで





きみがきみの『じんせい』を

あゆんでいけるように

ぴったりの

であいとわかれを

えらんで





そうやって

たくさんのたくさんの

うれしいや

かなしいを

まなんで





たくさんのたくさんの

べんきょうをして





かならず

おおきくなって

またかえってくることを

やくそくして






ようやく『ちきゅう』にこれたんだ






だからね

いまある

たのしいも

うれしいも

かなしいも

くるしいも





たくさんたくさん

べんきょうをして





おくりだしてくれた

みんなのもとへ

たくさんのおみやげを

もってかえってね





おみやげは







さいごまで

あきらめずに

がんばった







きみへのごほうびにもなるんだ










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