なんで俺じゃあかんねん
「坂井が遅刻なんてめずらしいな~。」

「すいません。」

「はい、遅刻届。

んで、1年の坂井も遅刻か・・・」

と俺をみる。

「すいません。」

あ~~なんでよりによって顧問やねん。

監督にバレるやん。

バツとして筋トレ追加とかあったらどうしよう・・・。


「ていうか、なんでおまえら一緒に・・・・

え!?おまえら・・・」

「姉弟です。」

先生の言葉に応えるように葵が言った。

「マジか!?」

「なんですか、その反応。」

葵が目を細めて言う。


「いや、びっくりしたわ。

おまえらが姉弟やとは知らんかった・・・。」

俺らはそんなことをしゃべりながら遅刻届をその場で書いた。


「それ、各授業の担当の先生に提出しとけ。」

「「はい。」」

「ん。じゃあ、はよ授業行け。」



俺たちは、そのまま職員室をでて各クラスへ向かった。




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