なんで俺じゃあかんねん
第4章
もうすぐ文化祭。
文化委員になってしまった俺は、文化祭にむけてクラスをひっぱっていかなあかんくて。
「はい、じゃあ文化祭の出し物、なんか意見ないですか?」
今はHR。この時間中になにやるかと、その詳細を決めて、今日の放課後の委員会で発表しなければいけない。
はあ、正直放課後に委員会とか最悪や。
今は、インターハイ予選中。
3試合やって、今のところ勝ち進んでいる。
俺は試合には出ないけど、
チーム一眼となって、頑張ってるこの時期。
委員会なんて行かず、部活に直行したくて仕方ない。
ため息を噛み殺して、再びみんなの方へ目を向ける。
雅さんは横で文化委員に配られたプリントをもとに黒板の前でチョークを握っている。
「はいはい!喫茶店やりたい!」
名前も知らない、割といつもしゃべってる女子が手をあげる。
「坂井くんに、ウェイターしてほしい!!」
その一言で、クラス中の女子から黄色い声があがる。
・・・・えー。
正直、勘弁してほしい。
俺の顔が引きつっているにも関わらず、主に女子たちから賛同の声はやまない。
雅さんは、俺の様子をちらちら見つつも一応、といった感じで黒板に出た意見を書いている。
「一クラスの予算とかは限られてるから、衣装はそんなこられへんで?」
だから、やめとこう!
俺はなんとかやめる方向で話をもっていきたい。
「それなら、布だけ安いところで買えれば、サロンは手芸部のうちらでつくるよ?
あと、何人か女子手伝ってくれれば!ミシン使えばすぐやし!」
手芸部員と思われる女子がそんなことを言い出す。
・・・えー。
文化委員になってしまった俺は、文化祭にむけてクラスをひっぱっていかなあかんくて。
「はい、じゃあ文化祭の出し物、なんか意見ないですか?」
今はHR。この時間中になにやるかと、その詳細を決めて、今日の放課後の委員会で発表しなければいけない。
はあ、正直放課後に委員会とか最悪や。
今は、インターハイ予選中。
3試合やって、今のところ勝ち進んでいる。
俺は試合には出ないけど、
チーム一眼となって、頑張ってるこの時期。
委員会なんて行かず、部活に直行したくて仕方ない。
ため息を噛み殺して、再びみんなの方へ目を向ける。
雅さんは横で文化委員に配られたプリントをもとに黒板の前でチョークを握っている。
「はいはい!喫茶店やりたい!」
名前も知らない、割といつもしゃべってる女子が手をあげる。
「坂井くんに、ウェイターしてほしい!!」
その一言で、クラス中の女子から黄色い声があがる。
・・・・えー。
正直、勘弁してほしい。
俺の顔が引きつっているにも関わらず、主に女子たちから賛同の声はやまない。
雅さんは、俺の様子をちらちら見つつも一応、といった感じで黒板に出た意見を書いている。
「一クラスの予算とかは限られてるから、衣装はそんなこられへんで?」
だから、やめとこう!
俺はなんとかやめる方向で話をもっていきたい。
「それなら、布だけ安いところで買えれば、サロンは手芸部のうちらでつくるよ?
あと、何人か女子手伝ってくれれば!ミシン使えばすぐやし!」
手芸部員と思われる女子がそんなことを言い出す。
・・・えー。