なんで俺じゃあかんねん
池辺くんは、男子のところへと戻り

またいつもの四人組になる。

「じゃあ何に悩んでるん?」

野瀬がレモン水を飲みながら尋ねてくる。

「悩んでるっていうか・・・なんていうか。」

困ってる・・・?

いや、どうしたらいいかわからへん。

だって、今までの私の努力が、全部崩れていきそうで。

「なんかよくわからへんけど~、真面目な話真田くんはどうするん?」

優里菜はブラウスの袖を折り直しつつ、横目をこちらへ向ける。

「葵にもいろいろあるんやろうけど、確かに真田くんのことも考えないとね。」

そう言って杏ちゃんもぐっと顔を寄せてきた。

「返事は早い方がいいよ?もうみんな知ってるわけやし。」

そう・・・それもあるんよな~~。

真田くんがいくら『いつまでも待ってる』って言ったからって、
その言葉に甘えすぎるのは良くない。


はあ・・・・。

私は、苦笑いで小さく頷いた。


考えることがいっぱい。

いやでも、この二つはなんとなく繋がってるし。

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