いつか、また



おとといまで普通に笑ってて


それまでと何一つ変わらなくて。


こんなマンガみたいな話。


ありえない。


あるわけない。


大体、本当に癌なら気付かないわけない。


繋がるはず無い雪美ちゃんの携帯に何回も電話をかける。


何度かけても聞こえてくるのは女の人の機械的な声だけだった。

< 28 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop