いつか、また



「あ、そうそう!新曲、CD買ったよー!すごくいい曲だね!」


雪美ちゃんがそっとカバンからCDを取り出す。


「特に1曲目!このテンポのバラードってちょっと重くなりがちだけどさすが亮介くんだよね、全然重くないの!」


「、、、、ありがと。」


ちょっと恥ずかしくなってギターのチューニングを合わせるフリをした。


俺はちょっと人気の出てきたバンドのギター兼ボーカルをしている。


CDも出していて職業はいわゆる'歌手'ってやつだった。


< 3 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop