いつか、また



それから何回か仕事があったが全て仕事にならないと返された。


何をするわけでもなくただカーテンを閉めきって電気もつけずに真っ暗な部屋に1人こもる。


無気力。


何もする気分にならなかった。


ごはんを食べるのも、


寝るのも、


全部。


ただ時計を眺めた。


こうして何もしてなくても時計の針は進んでいって。


雪美ちゃんのいない今。


時はそれでも前と変わらず、


同じペースですすんでいた。

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