隣の部屋の年上狼
あたし、栗原芽衣子の両親は海外で働いています。
こっちの友達と離れたくないから、アパートを借りて。
1人で生活してます。
「え、隣人イケメンってこと!?」
早速親友の由加に、昨日の隣人のことを話した。
「うん…でも、かなり年上だよ?30前後ってとこかな」
笑顔は爽やかだったから、悪い人ではなさそうだった。
「えー?じゃあ、恋の予感とかないの!?」
「ないないっ!ありえないって、そんな年離れてる人は」
「え、でも見てみたいかも!今度遊びに行ったとき、教えてよね!」