隣の部屋の年上狼
「……っ……」
「意地張る気?」
「……だって」
仮にも、男と女が1つ屋根のしたって…
見返りに、そっ…そういうことをしなければならない…とか…。
「ただで、とは言わねぇよ。皿洗いして?」
「それだけ?あ…あとは、何もしない?」
「片付けもしてもらおっかな…」
「それだけっ!?」
「…だろーな。
なんでそんなホッとしたような顔してるんだよ」
「ううん、じゃあ…お世話になりますっ」
「世話はかけるなよ」
あたしはこの人の部屋に入っていった。