密の味~色づく唇~
「だからホントはちゃんと男だよ?」
声のトーンや口調が変わって。
私を見る目も一変する。
「結構、肉食だし? 他の男からも平気で取っちゃう」
「秋津さ……」
「湊ちゃんも取っちゃおうかな?」
反芻する間もなく。
唇が重なり。
啄むようなキスから。
深く絡め合うようなものに変わって、体中を弄られる。
彼の動きに刺激され……。
「ね。本気だよ?」
秋津さんで、私が色づく――。
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