贖銅（ぞくどう）の刑

「…な、何それ!?

どう言う事？

私、私…

えっ、ええっ!?

ギャッ！か…髪の毛引っ張らないで！」

「可哀想にねえ、茜ちゃん。馬鹿な友達持っちゃって！

…つまりね、君ね、この馬鹿の巻き添え食っちゃった訳！

元々あいつが招いた災難。君、友達でしょ？

ここに来るよう、頼んでよ。

あいつが来たら、君、解放してあげるから。

はいっ、ケータイ！」




「ううっ、な、何なのよこれ…

い、一体どう言う事よ祐子ぉ…

苦しいよぉ…頭が変になりそうだよぉ！

何で、私がこんな奴らにこんなひどい目にあわされないといけないのよぉ！

聞いてるの？ねえ、聞いてるのかって言ってるんだよっ！」

「…」

「はいはい、ケータイ貸して～

じれったいなあ、どうなの祐子ちゃん。

君が俺らにヤラれに来れば、この子、放してあげる…

場所言うよぉ～。○○公園のそばの…」