。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅳ・*・。。*・。
き、キムタクに抱きしめられてる!!?
キャー!!!♪♪
…って言いたいところだが、キムタクの声真似した戒だ。
相変わらずうまっ。
「ごめん」
抱きしめられたまま背後から戒の小さな謝罪の声が響いた。
「べ…別に怒ってるわけじゃねぇし(←半分ウソです)」
戒の両腕に力がきゅっと篭ってあたしの肩を強く抱きしめる。
ドキっ
あたしの心臓が大きく跳ねてあたしは辺りをきょろきょろ。
だ、誰かに見られたらたまったもんじゃないし!
「とりあえず…お前の部屋にでも…あたしの方でもいいけど…」
小さく提案して振り返ると
「じゃーお前の部屋」
と今度は拒絶されることなく戒は大人しく頷いた。